レーザー加工はとても便利なものですが、実は種類があって種類別にそれぞれ特徴があります。
加工時には、種類に応じて適切なものを選択することが重要です。
ここでは、レーザー加工の種類について紹介します。
レーザー光源の種類
光源には、主に3つの種類が存在しています。
CO2レーザー
レーザー加工の分野で多く用いられているのが、CO2レーザーとなります。
二酸化炭素が媒質としたガスレーザーの一種であり、発振管内で発生させた二酸化炭素が窒素やヘリウムと混合し、分子の衝突などによってエネルギー交換が発生し、レーザー光が放射されます。
ファイバーレーザー
ファイバーレーザーは、固体レーザーであり、シードレーザーによってレーザーを発生させ、ダイオードポンプを通してエネルギーが供給されるように設計されているガラスファイバーによって増殖して加工を行います。
YAGレーザー
イットリウム・アルミニウム・ガーネット を用いた、固体レーザーのことを指します。
それぞれの頭文字をとってYAGと呼ばれていますが、主に医療分野で活用されることが多いです。
照射方法の種類
照射方法としては、次の2つが主流です。
フラットベッドタイプ
レーザー光を照射するヘッドがX軸とY軸方向に動くことでレーザー光を照射するのが、フラットベッドタイプです。
広い加工エリアを確保することが可能ですが、加工速度は遅めです。
主に、大きな材料や複数のものを一箇所に並べて加工する際に向いた照射方法です。
ガルバノタイプ
ガルバノタイプは、フラットベッドタイプ床となり、レーザー光を照射するヘッドが固定して、ミラーを高速で動かすことによってレーザー光の照射方向を変えて加工することができます。
固定ヘッドなので、加工エリアは狭いですが高速加工が可能となります。
まとめ
レーザー加工は、主にレーザーの種類と照射方法の違いがポイントとなります。
加工するものに応じて、最適な方法を用いて加工することをおすすめします。